現役小児科医ママがおすすめする、親子でHappyな育児法!

小児科医ママかつNICUonline管理者の育児、診療日記です

病院のかかり方、どうしたいのか分からない患者さん

うつ病の知り合いから医師として相談を受けた。
というか、文句を聞いた。

今通っている病院で、
あまりウツが良くならないから
他の病院を受診してみようと思って、
とある大きな病院に行ったんだと。

僕は初めてその病院に行ったのに、
長い待ち時間の上で
先生は
対して話も聞かずに
前の病院の薬を出して、いつもの病院に行けというんだよ。

と怒っていた。

よく聞いてみた。
どうやって初診にかかったのか
よく聞いてみた。
それが、先生に伝わったのか。
現在の治療のセカンドオピニオンを求めて受診したのか
または、いつものかかりつけ病院が休みだから今日だけここを受診したのか
今の病院をやめて次から、この病院にかかりたくて受診したのか
何を求めて受診したのか
伝わったか聞いてみた

ただ受診するだけでは思いが伝わらないこともある。

忙しい外来の中で、
初診でポーンと入ってきたであろう私の知り合いは
受診の意向が伝わらなければ、
急ぎとか急変とかでなければ
とりあえずの繋ぎの薬を出すから
次回、いつもの先生にゆっくり診てもらってねってなっても
おかしくはない

どうして自分がここにきたか
何を求めてここにきたか、
言わなきゃ伝わらない。

以上は精神科の患者さんの一例。

私の患者さんたちは
小児だから自分じゃ言えない。
私も子供を育てる親だから
伝えきれない母心は、ある程度想像できるけど
でも
本当に抱えている思いは
しっかり言葉にしないと
伝わらないんだと思って

診療は難しいなと思った。

 

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