小児科医ママの育児、子供、診療

小児科医ママかつNICUonline管理者の育児、診療日記です

抜けた毛の背景に隠れているもの、自閉症の円形脱毛症

この家族に寄り添って、私は自閉症を学んだというくらい、

大事にしてきた家族がいる

 

私の専門は新生児だから

だから、この子の療育センターや特別支援学校が軌道に乗った今、

通う場所は私のところではないのだけれど

お母さんは

毎日の日常のドタバタを報告に

毎月受診してくる

 

特別支援学校に入学して

放課後デイもうまく行きつつある

学校では良い担任の先生に恵まれたし

民間療育もうまく行っている

 

でも、

明らかに、この春、卒園、入学という大きなライフイベントをきっかけに

円形脱毛症になってしまった

言葉の話せないその子は、

生活の変化のストレスを母に教えることもできないし、

毛が抜けてしまったことを、

やだなぁとか、恥ずかしいなぁとか、も

感じることができないでいる

 

まずできることは

その子の抱えているストレスに寄り添うことが

大事で

脱毛の薬を使うことでも、帽子でどうやって隠すかでもない。

 

まだ、言葉で伝えられないその子には

今回のストレスを親が回避してあげたとしても

成長とともに、活動範囲は広がって

 

今後は

いろんな人に出会い、

そして、たくさんの環境変化というストレスが待ち構えてるんだろう。

 

最終的には言葉やそれ以外のコミュニケーション手段も学んで

親から巣立って元気に学校に行ったり、職を持ったり

暮らせるようになってほしい。

私には

そんな大きな目標があるのだけれど

 

家族にはまだ見えないようで、

もう少し、ゆっくり寄り添わなければいけなくて

少し、もどかしい感じがした

 

 

 

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