現役小児科医ママがおすすめする、親子でHappyな育児法!

小児科医ママかつNICUonline管理者の育児、診療日記です

子供が蚊に刺されると腫れるということ

もう、秋の気配を感じるのに
昨日の保育園帰りの公園には
まだまだたくさんの蚊がいて
 
息子はおでこの真ん中を見事にヤられ、
蚊に腫れやすい息子は
見事におでこが腫れ上がっていた。
 
そういえば、上の子も赤ちゃんの頃初めて蚊に刺された跡が
それはもうひどく腫れ上がり、びっくりしてネット検索したとを思い出す。
 
私個人の意見では
普通の蚊のかゆみ程度には市販の薬が一番よく効くと思うし
赤ちゃんから使ってもらって差し支えないだろう。
 
そんなこんなの
蚊騒ぎも
生まれて初めての夏と1歳の夏の2回くらい。
多くの子供はその後、だんだん腫れ方は大人と同じようになっていく。
 
 
 
通常の蚊に刺されたところはこんな風に白く腫れたり、赤く腫れたり。
でも、赤ちゃんは大人と違ってひどく腫れやすい
刺されたところが、『しこり』になって数日痒がったりするから、
世話をしている親の方もなかなか大変である。
 
私も上の子が生まれて初めて蚊に刺された時の腫れっぷりを見て
それはそれはビックリしたのが懐かしい 
 
 
ネットで情報を見ると
生まれてからもう何度も蚊に刺されて来た私たち大人と違い
赤ちゃんは『生まれて初めての蚊』に対する免疫反応が強く起こるから腫れる
とかなんとか書いてあって、
まあ、それもなんとなく納得する
 
体のあちこち刺されて、複数腫れ上がったり、
こんな風に水疱になったりして
 
こーなったら、
我が子の綺麗なお肌がこんななっちゃったら
一体どうしたらいいものかなんて、検索しまくったな。
なんて、それも懐かしい。
 
今となっては、
『ママぁ〜、蚊に刺されたぁ〜』
『そお?、じゃ、ムヒとかウナとか塗っときなさーい』
 
で済むけれど
世のお母さんたちは、
あのプニプニのケガレのない赤ちゃんのお肌に、
市販の薬なんぞ気軽につけていいものか
悩むんだろう。
 
 
私が、『蚊には市販の薬だな』と思う理由に
某有名な2つのメーカーの蚊用の塗り薬を考えてみる
 
この有名な商品の4つの成分は
 かゆみを抑える効果のある抗ヒスタミン剤ジフェンヒドラミン塩酸塩
 かゆみが伝わらないようにする局所麻酔薬→リドカイン
 スースーさせてかゆみが感じにくくなる→メントール、カンフル
がうまーく配合されていて
塗り薬程度が吸収されても赤ちゃんに悪影響はほとんどないし、
本当に素晴らしい
メーカーは何歳から使えるとは歌わずに、
子供は大人の監視のもとでと記載。
 
病院で仮に虫刺されの薬を処方するとしたら、
成分一つづつ処方しなきゃならないから
 抗ヒスタミン剤の塗り薬か
 ステロイドの塗り薬か、どっちかだろう。
局所麻酔薬の塗り薬なんて処方しないし、スースーするメントールはそもそも処方する薬剤ではない。
 
つまり、市販のものみたいにこんなにうまく配合されていないってことになる。
抗ヒスタミン剤は効くとして
ステロイドは、通常の蚊のかゆみにはハッキリ言って効かない。
そして、ステロイドのように強力な作用のある塗り薬はもっときちんと適応のある状態で処方されるべきものだと思う。
 
さて、次。
生後1ヶ月から使えるとうたい文句の
蚊の薬
 
他は、抗菌のハンドソープや制汗剤にも使用される程度の効果の成分が入っているのみ
まあ、赤ちゃん用だから、必要なものを最小限にして
刺激を少なくしましたってことだろう。
 
さて、
そんなわけで、
 
蚊に腫れるのは小さい頃だけ(多くの子は)
塗り薬はあの有名なスースーするタイプを使っていい!
 
ってな、小児科医の持論です。
 
 
 
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