現役小児科医ママがおすすめする、親子でHappyな育児法!

小児科医ママかつNICUonline管理者の育児、診療日記です

妊娠のカミングアウト?妊婦オーラ全開タイプと不安で公表できないタイプまで

妊婦さんを見かけると、うらやましいなぁと思ってしまうのは
 
妊活中でなかなか恵まれないからだろうか?
それとも
妊娠中の幸せなあの時期を思い出すからだろうか?
それとも
単純に未来ある子供がもうすぐ誕生するという人間という動物の本能だろうか?
 
最初の妊娠から気になっていたけれど
妊娠を公表する女性の思いにもいろんなパターンがある
勝手な私分類をしてみよう
 
『妊娠High』タイプ
妊娠が嬉しすぎて幸せすぎて、その幸福をもう周りに黙っていられない状態。
そう、妊娠検査薬で陽性が出たら、もうルンルンで周りに言いふらしてしまう。
時にこのタイプは、周りの状況が見えなくなってしまうリスクあり。
 
『不安先行』タイプ
流産などを経験したりすると、妊娠が順調に進むか不安でならなくて
周りに公表できないタイプ
安定期に入るとようやく公表パターンが多い。
 
『高齢出産』タイプ
現代では第一子をもうける女性の年齢は年々高くなっているけれど、
周りのママたちより明らかに年上だったりすると、それが劣等感になって言えないタイプ
周りの若者は自分の妊娠に必死で、他のママのことを気にかける余裕はない場合が多いから、堂々としててほしい。
 
ここでは、『妊娠High』タイプは置いといて
不安タイプ、高齢出産タイプを掘り下げてみようと思う。
 
流産や死産を経験していたりすると
幸せであるはずの妊娠生活が一転、また同じことが起きるんじゃないかと
不安でならなくなる
 
私自身ももう一人子供が欲しい
ただ、頭で考えれば、私の年齢での妊娠率や、流産の確率や、原因や、数字でわかってはいるのに
実際に流産したりするとその後は、全くうまくいく気がしない心情になる。
 
上の子を死産した後、次の子を早産で出産して
私の外来に通うママは、
その子がすでに小学生になって、元気に友達と遊びまわっているのに、それでもまだ心配で心配で病気になりそうだと言っていた。
 
不妊治療によって恵まれたお友達が、
安定期なんて、産むまで来なかった、ずっと不安だったと言った言葉が忘れられない。
 
切迫早産で安静と言われた時も、幸せな妊娠生活が一転、
私の全神経はお腹に集中し、些細な変化もこのまま早産で赤ちゃんが出ちゃうんじゃないかとドキドキして過ごすことになったし、トイレすら行くのが怖かった。
 
高齢妊娠になると、流産率も赤ちゃんの染色体異常の確率が上がる。
それ以外にも
体力は明らかに若い子より劣るし、母乳が軌道に乗るまでにも時間がかかる。
出産、育児は体力勝負のところがあるから、
どうしたって若い子が有利な気がしてしまう。
 
私なりに思う高齢出産ママの特徴は
人生経験が豊富な分、子供に対して、丁寧な思い入れがあって
でも、子供は思う通りにはいかないから、
そのギャップと体力面でキツイように思われる。
 
40代半ばで第1子を産んだ先輩ママが、若い助産師さんの指導の言葉がキツくて辛かったと言っていた。
そう、若者に何も言えなくて、気持ちを飲み込んでしまうママもたくさんいるんだと思った。
 
子供という宝物を目の前にして、不安で過ごすなんてもったいない。
 
私の目標は
世の中のママたちがHappyに過ごすことだから、
だから、不安や心配の気持ちが大きいママで妊娠生活を送っているママがいることを
ほってはおけないし、そのために何ができるのか
 
今必死で考えている。
 
 
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