予防接種や乳児健診の写真や動画を撮ることについて
2019年現在、乳児の予防接種は公費のものは2ヶ月から始まることになっているんだけれど
予防接種で注射を打つ瞬間に、
「写真撮っていいですか」と言われ、
我が子の注射の瞬間を写真に収めようとしているママがいた。
#予防接種デビュー
とかのハッシュタグをつけてインスタなんかにあげるんだろうな、
とか、健診も予防接種も我が子の成長の過程として
記念に残しておきたい気持ちなんだろうと容易に想像がつくんだけれど
診療をしている方としては、とても複雑な気分になった。
今日のお母さんは
写真を撮っていいですか?と聞いてきたけれど
赤ちゃんが産婦人科を退院する際や乳児健診の際には、特に何も聞かれずに
動画を撮影していたりする保護者が、稀にいる。
初めての診察です〜なんて、ナレーションを入れて
はい、この先生に診てもらいました〜と私も撮影されてたりする。
カメラが向けられても、
白衣を着ている方の私が笑顔で手を振るのもなんか違うだろうし、
逆に露骨に迷惑そうな顔をしても、それが画像として残ってしまう。
あとでSNSを検索してみたら、
子供に針が刺された瞬間が露骨に画像となってアップされているのを何枚か見つける事ができた。
健康なことを前提に、
そして、
それが成長の一過程として記念に残るのは、保護者にとってはいいのかもしれない。
でも、診察をしているこちらとの温度差を
感じざるを得ないのが
私の正直な気持ちである。
#予防接種 #健康診断 #乳児健診 #1ヶ月健診 #健診中の撮影 #予防接種の撮影