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子供の近視 小学生の眼鏡

小児の近視
 
自分を振り返ると小学校5年生くらいから眼鏡をかけ始め、
その後、近視が進行し、高校生から長いコンタクト人生が始まった気がする。
 
娘の小学校の同級生を見渡すと、
昔より、眼鏡っ子が多くなった印象で
高学年の子供なんて、ほとんどの子が眼鏡をかけているんじゃなか?とも思えてしまう。
とすると、昔と現代の違うことといえば、
スマホタブレット、ゲーム機の普及?に私的には思われてならないけれど
これに関しては、目の専門家の中でもはっきりとした証拠は掴めていないようだ。
 
自分の近視の歴史が、
姿勢が悪く、お勉強するときにすごくノートと目が近い!とよく怒られていたことを思い出し、
近視の進行は、必要以上に近くで物を見ていたことや、
テレビの見過ぎから来る物だと
思い込んでいた。
 
どうやら、
小児の近視の原因としては
大まかに、
 ・遺伝(つまり、親が近視だったら子も近視になりやすい)ってのと、
 ・近くで物を見すぎること(勉強するとき、ノートや教科書と目が近いこと)、
 ・明るい屋外活動が少ないこと
が関連するってのは研究で示されているようであって、
でも、はっきりとは分かってないというのが、
専門家の今の考えらしい。
 
スマホタブレットの普及や、ゲーム機などの普及は
関連はありそうではあるけれど、はっきりとした証拠は分かっていないというのが
今の考え方のようだ。
 
あと何年かしたら、スマホタブレットと目の健康に関する何かしらの医学的根拠が
はっきりするのかなぁなんて、思ってしまう。
 
私の職業柄『生まれてすぐの赤ちゃんって目って見えているんですか?』と聞かれることが多い。
 
赤ちゃんは生まれて目を開いた瞬間から
見えていると言えば見えていて
でもそのオメメに入ってくる光や情報は
赤ちゃん自身には、それがなんなのか頭で判断する力がまだ育ってないから、
お母さんの顔なのか、お父さんの顔なのか、まだわからないのかもしれない。
視力として測定したら、0歳の早期は0.02程度とも言われている。
 
1歳くらいまでに両方のオメメでしっかり見つめる力(両眼視)がだんだん発達して
物の距離感とかを判断できるようになって
生後半年くらいから、つぶらな瞳でジッと見つめたりできるようになる。
あの、1点の曇りもない純粋なオメメはなんとも言えないし、汚してはいけない大切な物のように思える。
 
3歳頃になると1.0くらいの視力は出るようになってきて、8歳くらいで大人と同じように見えるようになる。
 
近頃 小学生の娘が
黒板の字が見えにくいと言い出して
それが、
私の遺伝による近視の始まりかと思うと
若干切ない。
 
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