現役小児科医ママがおすすめする、親子でHappyな育児法!

小児科医ママかつNICUonline管理者の育児、診療日記です

妊娠中に やらなきゃいけないことと、やっちゃダメなこと やらなくてもいいことと、やっていいこと。子育て中に やらなきゃいけないことと、やっちゃダメなこと やらなくてもいいことと、やっていいこと

なんか、舌を噛みそうですが、
妊娠中や子育て中に
 
 
 
多くのお母さんはインターネットからの情報に溺れてしまいます。
 
妊娠中に(または子育て中に)
1:やらなきゃいけないことと、
2:やっちゃダメなことと
3:やらなくてもいいことと
4:やっていいこと
 
そう、どうやって情報提供したら、
お母さんたちが安心して過ごせるのでしょうか。
 
1:妊娠中にやらなきゃいけないこと
それは、
定められた妊婦健診を受けることと
生まれてくる赤ちゃんを楽しみに待つことです。
 
2:妊娠中に本当にやってはいけないことは
アルコールを飲むこと、
無理をすること、
お医者さんからダメだよ言われたことをすること
くらいです。
 
そのほかに、注意しましょうくらいでインターネットに乗っていることが
食べ物を例に挙げると、マグロは食べてはいけませんとかチーズやウナギはダメとかたくさん登ってくるのですが、
じゃあ、マグロを食べてしまったら
その時点で赤ちゃんに何かあるか!と言うと
そうではないんです。
 
細いことを言うと、厚生労働省が、妊婦が摂取する栄養の上限などを定めていますが
 例えば 本マグロなら1週間に80gまで、インドマグロなら1週間に160グラムまで
など、各魚にそれぞれに上限があったり、ないものがあったり。
 
1日3食の食事の中で、全ての食材のチェックができるでしょうか?
現実的には無理ですね。
 
どう考えれば良いのかと言うと、
(毎日毎日マグロ生活はかなりの少数派なので)
バランスよくいろんなものを食べる食生活になるように見直しましょう。
と言うのがいいと思うんですね。
 
とっても大好きで欠かせない、と言う食品だけ調べてみるのも手なのかもしれません
例えば、コーヒーだけは欠かせないから何杯まで飲めるかなとか、チョコレートだけはやめられないからどれくらいまでしか食べちゃダメとかあるかな?とかですね。
 
50%の赤ちゃんに害があります。
と言われていることに対しては、ほとんど全てのお母さんがやらないでしょう。
でも、0.01%の赤ちゃんに、害があるかもしれませんが、わかりません。と言われたらどうでしょうか?
道路を歩いていたら、交通事故にあうかもしれないので、道路は歩きません
と言う確率と似ているのかもしれません。
 
3:やらなくてもいいことはどうでしょうか?
可愛いベビー用品売り場には、さも利用しなくてはいけないかのように
商品が並んでいます。
妊娠中を例にとりましょう。
 
例えば、骨盤ベルト
これはやらなくてもいいことの一つに入るでしょうね。
医学的な効果の証明はありませんから。
妊娠線予防のための保湿クリームやオイル
これも、医学的な効果の証明はありません。
 
赤ちゃん専用の洗剤
本当に必要でしょうか?
使い勝手は便利かもしれません。
でも赤ちゃん専用の洗剤なんて、私が子供の頃にはありませんでした。
なくても、どってことないんです。
 
どちらもいかにも効果的!なような宣伝文句で売り出されています。
 
4:やっていいこと
上にあげた骨盤ベルトや妊娠線予防のための保湿クリームですが
もちろん、使ってみて悪いことはありません。
骨盤ベルトをする方が、楽で過ごしやすいと感じる方は
ぜひ、使っていただいて構わないですし、
伸びたお腹の皮膚を愛護的に保湿してあげることは、とても良いことだと思います。
 
やってはいけないことに縛られると
とても苦しい妊娠生活になってしまいます。
やらなくてもいいのに、やらなきゃいけないことと思って縛られると
それも
とても苦しい妊娠生活になってしまいます。
 
育児にも同様なことが言えるでしょう。
 
例えば、沐浴は、絶対にしなくてはいけないことではありません。
沐浴の目的は赤ちゃんを綺麗にすることです。
やらなくても、赤ちゃんがどうにかなってしまうわけではありません。
(乳児湿疹やオムツかぶれの治療にはなりますが)
怖いけど沐浴をしなくてはいけない、と言う概念に縛られるととても苦しくなってしまいます。
 
例えば、哺乳瓶の消毒
赤ちゃんが成長してきたら、決められた通りに消毒し続けなくてもいいんです。
哺乳瓶は消毒するもの、と言う固定概念が抜けずに
時折、赤ちゃんが大きくなっても、哺乳瓶だけは消毒し続けるお母さんがいらっしゃいますが、
自分の指や周囲のものを舐めるようになったら、もう不要ですよね。
 
かつて私の周囲には
我が子に小学校受験をするお母さんがたくさんいました
私はまるで、受験をしない我が子の進む道が
間違っているかのような気分になり、
とても苦しい思いをしました。
周りの空気に流されて
受験をしなくちゃいけないかのような気分になったものです。
どちらにもメリットデメリットがあります。
 
周りに流されず、
ネットの情報に影響されず
 
私自身もそうですが
親として自分で考える力をつけて子育てして欲しいと
情報の取捨選択ができる力をつけて欲しいと
そう思ってならない私です。
 
 
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引き算がわからない子供に、どうやって教えたら効果的なのか考えた

学校のお勉強でつまづくいたときに
親の出番があるなんて想定外で
 
学校のお勉強でわからないことは、
もちろん先生に聞いて、学校で解決するもんだと思っていた。
 
今までの人生で、
色々な人にものを教える場面に出会ったけど
 後輩に仕事を教えるとき、
 友達に自分の経験を説明するとき、
 家庭教師のアルバイトをしていたときにお勉強を教えるとき
 
その
どの場面よりも、
我が子にお勉強を教えることが
これほど難しいことは
 
本当にびっくりする。
 
息子に数字や平仮名を教えようとしても
さっぱり覚えてくれず
それはさっさと諦めたんだけど
 
小学生の娘が
引き算がわからなくてつまづいている姿は
ほっておけない。
 
かといって、繰り下がりのある引き算になっても
いつも指で数えて、10本じゃ足りない、、、
と言っているのもどうかと思うし。
 
どこのうちもそうなんだろうけど
子供は、どーしたって親の言うことは素直に聞かないし
親は子供が思い通りにならないとイライラする
 
ここでいう、思い通りとは、子供の思考回路まで思い通りにしようとするからだと
わかってきた
 
 
さあ、
引き算、
 
どうしようか。
 
 
#小学校 #算数 #繰り下がりのある引き算 #親が勉強を教える
#親の言うことを聞かない #子供にイライラする

パンケーキ症候群

パンケーキが大好きで、パンケーキばかり食べたくなる病気じゃないです。
 
 
パンケーキを作るときに使う
小麦粉の中に増殖したダニによるアレルギーのことを言います。
 
娘のリクエストで、朝、パンケーキを焼いていたら
以前、アナフィラキシー(アレルギーのメッチャひどい状態)で呼吸困難と意識が朦朧とした状態で運ばれてきた患者さんを思い出しました
 
それ以来、小麦粉など、コナ系恐怖症の私です。
 
開封した小麦粉
パンケーキミックス、お好み焼き粉を常温で保存すると
湿度や温度によっては、中でダニが大増殖
 
ダニのアレルギーは
焼いても変わらないので、
ダニが増えたお粉で作ったパンケーキやお好み焼きを食べて
ひどいダニアレルギーを起こしてしまう人がいます。
 
その患者さんも、
以前に開封して保存しておいたお好み焼きミックスで、お好み焼きを作って食べたとか。
 
後日、そのお好み焼きミックスを持ってきてもらって
顕微鏡で見たら、、、
 
粉の中に無数のダニが増殖しているのか、粉がうごめいていました
なんとも気持ち悪く。
それ以来、粉は開封したら、冷蔵庫です。
 
幸い患者さんは翌日には回復傾向でしたが
最悪のケースだって考えられなくもなく。
 
粉の中で増殖したダニは肉眼ではわかりません。
でも、あのうごめく粉を見ちゃったら、
もう、恐怖以外の何物でもなく
 
 
自分の家の粉という粉、
義理実家の小麦粉まで、
古いものを破棄して、収納の仕方をレクチャーしてしまった私です。
 
 
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アナフィラキシー #食品の収納

先の見通しの重要性 人は先が見えないとマイナス思考になる いつ退院できるの?は母を苦しめる呪いの言葉

ゴールが見えないと不安になる
というのは、
とても当たり前のことのように思えるけれど
その当たり前が
あまりにも身近で達成できていないことに気がついた。
 
子供が長く入院しているお母さんは
『いつ退院できるの?』
とおじいちゃんおばあちゃんや、友達から聞かれるのがとても苦痛のようだ。
心の中では
わかんないよ、私に聞かないでよ。
とか、わからない自分を責めてさえいるかもしれない
 
『わからない』
そう答えるしかないことと
いつ退院できるの?と聞かれることで
漠然とした“先の見通しの見えなさ”
が明るみに出て
不安になり
辛くなるんだと思う。
 
私はNICUで働いていたので
早産で生まれた小さな赤ちゃんが保育器に入って
その中で育っていく様子を
毎日毎日、診ていたから、
小さく生まれても
みんな元気に育って大きくなっていくことを
日常のように見ていて
それが当たり前に見えてしまう。
 
本来の出産予定日程度の体重と、
その程度の赤ちゃんになったら当たり前に退院できるし。
 
家族からしてみたら
妊娠半ばで
1000gにも満たない体重で生まれた赤ちゃんを初めて見たご両親からは、
『こんなに小さくて、大丈夫なんですか?』
と思うのは普通で、
『こんなに小さくて、ちゃんと育つんですか?』
と言うざっくりとした質問を受けることがよくあった。
 
私たちにとって、早産児が育って元気になることが当たり前でも、
お母さんは
子供を小さく産んでしまった!
と落胆して、
先の見えない日々を送っていたのかもしれない。
私は
気づいてあげていなかったかもしれない。
 
生まれて数日は急性期で
人工呼吸器や、たくさんの点滴、モニター、胃のチューブなど
身体中に管や装置がつけられて過ごす
急性期を超えると
安定して、未熟さがだんだんなくなって成熟してくるまで
じっくり育っていく。
 
お腹の中で育つのと
ほぼ同じスピードで。
 
1000gに満たないと
赤ちゃんの入院は3ヶ月以上になることもよくあるから
その長い入院生活の間
ご両親はいろんな思いを抱えるんだろう。
 
お友達から
おじいちゃんおばあちゃんから
 
『いつ退院できるの』
 
と言う言葉に
うまく答えられず
きっと辛かったに違いない。
 
人は、見通しが立つと安心するものだと思う
お産だって
あんなに激痛なのに
もうすぐ生まれる目標があるから頑張れる
 
受験だって、合格という目標と
合否というゴールがあるから
頑張れる
 
風邪の発熱で来院した患者さんに
風邪ですね。とだけ言うのと
風邪ですね、大きな病気ではないですけど、でも1週間くらいは咳や鼻水が続いてそれなりに辛いと思いますよ。
と見通しを立ててあげるのでは
 
気持ちに構えができる分、
幾分割り切って過ごせるのではないかと思う。
 
何事も見通し。
 
そう、授乳に悩むお母さんも、
こんなに夜中に起きるのも限られた時間でずっとは続かないこと
 
夜泣きに悩むお母さんも
オムツ外しに悩むお母さんも
 
いつ頃、こうなりますよ。という見通しを
小児科医の立場からそっと教えてあげたら、
 
もう少し日常が楽に過ごせるかもしれない。
 
 
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お母さんが心配性だと子供はどう育つのか 分離不安症のちょっと変わった形について

その5歳のお嬢さんは、
ちょっと早産だったから、私の発達外来に通うようになりましたが、
元気に楽しく幼稚園に通う全く問題のない子だと思います。
 
その子のお母さんは
もともと心配性の性格のお母さんだったらしいんです。
さらに、
妊娠6ヶ月くらいの頃に死産を経験しているらしく
私は、きっと子供のことへの心配が人一倍強いんだと思っていました。
 
小児の分離不安障害とは
子供が親などと愛着を持っている存在と離れることを極端に恐れる障害です。
幼稚園入園時、保育園入園時に預けられることが不安で泣くことは
どの子も当然ですが、
それが極端に強く、一定の期間持続している場合に
この病名がつきます。
 
先ほどの5歳のお嬢さんの場合、
幼稚園を嫌がって泣いたりしません。
でも、
その5歳のお嬢さんは診察室内で
執拗にお母さんにまとわりつき
首回りに抱きつき、
くねくねと動き回っていました。
何か話しかけても、お母さんの顔を見て
ニヤニヤして
『ママが答えて』
と言っていました。
 
『ママ大好き』と何度も言って
満面の笑みで
抱きついていました。
 
お母さんは
上の子がお腹の中でお空に旅立った日から
全てが不安で
今の子が元気に幼稚園に通っていても
私のところに定期的にやってきます。
 
お嬢さんには
お母さんの得体の知れない大きな不安が伝わっていて
 
常にお母さんの愛を確認し続けない状態になっています。
一見
ママが大好きな微笑ましい親子ですが
これも、分離不安症の形なんだと
思えるんです。
 
大好きなママから
十分愛されているのはわかっているのに
それでも
不安で支配されているお母さんの心が
自分に映し出されて
どんなに大切に育てられていても
24時間愛を確認していないと不安なようです。
 
 
私の専門は児童精神ではないので、
どう導いていってあげたらいいのか、わからないのですが
 
目の前の愛おしい我が子がすくすく育っていることを
まっすぐに感じて欲しいので
 
そんなタイプの患者さんには
小児科で子供に異常がなくても
寄り添ってあげなきゃいけないなと思うんです。
 
 
#心配性 #ママは心配性 #分離不安障害 #児童精神 #死産 
#ママ大好き 

副校長先生と、副神様

娘が突然

『学校には校長先生がいて、二番目に偉い人は副校長先生でしょ?

じゃあ、

神様にも、副神様っていないのかな?』

 

と言い出した。

 

なんとも

素敵な発想だと思う。

 

副校長先生、昔は教頭先生って言ったかなぁ。

まあ、確かに、二番目に偉い人って小学生は理解するんだろうな。

 

『それいいね。副神様、いたらいいね』

『ママもさ、ママと、副ママがいたら、

ときどき、ママ業を副ママに変わってもらえるのに。

 

と言ったら、

副ママじゃダメなんだそうです。

 

 

#校長先生 #副校長先生 #教頭先生 #小学校 #神様 #神様の次に偉い人

#ママ #ママの次に偉い人

いい小児科を見つける秘訣。自分の子供のことだから、お母さんが自分で選ぼう。

すごく極端な話で
独断と偏見が混ざるかもしれません。
 
 
1歳6ヶ月の集団乳児健診で
発達障害を疑われた患者さん(お母さんと子供)が
私の外来を受診しました。
 
私はそんな時、乳児健診で異常を指摘されたお母さんに
お母さんの気持ちを聞くようにしています。
 
『健診でそう言われて、お母さんは実際どう思いました?』
と。
 
ああやっぱり、うちの子、そうだったのね。と思いましたか?
え?家ではいつもできるのに健診の時だけできなかっただけなのに。とイラッと感じましたか?
それとも、全く気がついていなかった点を指摘されて、
そうかもしれない、と思い不安になっているところでしょうか?
 
お母さんの気持ちに寄り添った上で、
なぜ、お子さんが健診でそんな判定をもらってきたのかを説明すると
しっくり来る方が多いようにも思います。
 
白衣を着た人の言葉の影響力はとても強いので
患者さんはいろんな形で影響を受けて、
時に本来の自分を見失いやすい状態になってしまうことがあります。
 
そんな時、どんな人の言葉を信じたらいいんでしょう。
 
私は『信頼できるかかりつけの小児科』を探す際に
キャラの会う先生がいい。
と思うんです。
 
そう、医者と患者さんは人と人なので、
やっぱり相性の合う人、合わない人がいます。
その中で、
キャラの合う人は
ある程度、阿吽の呼吸で通じやすいし、
逆に、キャラの合わない人に、言われたことは心に染み込まないものです。
なんとなく納得できず、モヤモヤした気持ちを抱えながら
でも、医者に言われたことだし。
という気持ちを抱えるのは、あんまりいいことではありません。
 
基本は
しっかり説明してくれる小児科医
子供の目線で見てくれる小児科医
であることも、もちろん大切ですが、
 
この人の言うことはいいことも悪いことも『すっと入ってくるな。』と感じるキャラの合う医者がいいでしょう。
 
 
もしかして、一番家から近いクリニックじゃないかもしれませんけどね。
 
 
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