現役小児科医ママがおすすめする、親子でHappyな育児法!

小児科医ママかつNICUonline管理者の育児、診療日記です

新生児期の体重計、赤ちゃんの体重の増えが気になるママへ

母乳の分泌が少なめだったり

足りないとか言われたりすると

ママたちは赤ちゃんの体重増加がとても気になるだろう。

 

私自身、子供がたくさんいる病院に勤めているから

赤ちゃんの体重は毎日計るのが当たり前で

退院してフリーになった時に

我が子の体重がちゃんと増えているのか、数字が気になって仕方なかった。

 

日本の多くの地域では、退院後の育児が軌道に乗っているかどうかと体重チェックも含めて保健師さんの自宅訪問があったりするけれど、

大抵の赤ちゃんが退院後に最初に体重を計るのは1ヶ月健診になる。

 

だから、多くの赤ちゃんとお母さんは

生まれて1週間弱で退院してから、1ヶ月になるまでのおよそ3週間

赤ちゃんを数字で評価することなく過ごすことになる。

 

ミルクなら、我が子が一体何ml飲んだのか目に見えてわかりやすいけど

直接母乳となると、一体全体我が子がどのくらい飲んでいるのか

自分の乳からどのくらいの母乳が出ているのか

目に見えないから不安になる

 

数字を見て安心できるタイプのママなら

ちょっと奮発して新生児用の体重計をレンタルするでもいいし

最近の大人用のデジタル体重計は0.2kgのメモリで細かくはかれるから

抱っこして測った母と赤ちゃんの体重から、お母さん一人の体重を引き算してもいい。

ショッピングモールや百貨店のベビー室にも体重計があるところも多いから、

もし、お出かけする余裕があったら、

そこのベビー室で体重を計るのも良い。

 

でも、本当は

そんな数字は気にせず

何分おっぱいを吸っていたか、なんて気にせず

自由にフリーにやって欲しいと思うんだ。

 

自由にフリーに

できることなら、生まれて1ヶ月は赤ちゃんのお世話のことだけ考えて

赤ちゃん主導の生活をして欲しいと思う。

 

赤ちゃんが生まれると、ガラッと生活が変わる。

 

『昼起きて夜寝る』と言う誰もが当たり前に思う

ごく単純な人間的生活が奪われ

2−3時間おきに授乳だの、オムツだの、24時間休みなしで赤ちゃんという

不思議な生物に、新米ママは振り回されることになる。

 

24時間休みなしの勤務が突然始まったようなもので、

それはもう、なんとも例えようがない。

 

けれど、子育てのスタートがそんな感じでも

その『大変』はずっとは続かなくて

 

人生100年近くあるうちの

新生児の時期ってのは

たった1ヶ月しかないから

その1ヶ月くらい、赤ちゃんに完全に合わせて生活して欲しいと思うんだ。

 

2−3時間おきにおっぱいをあげて、

2−3時間おきに赤ちゃんと一緒に細切れに寝て

赤ちゃんに合わせないと

ホント、ママも体が持たないから

 

短いこの時期だけでも赤ちゃんに合わせて生活して欲しい

 

 

赤ちゃんが我が家にやって来た

=イコール

Happyな日々の始まりでないことが

 

赤ちゃんが我が家にやって来た

のに

不安で心配で過ごしているなんて

 

もったいなさ過ぎるし

どこのママにもベビーにもHappyでいて欲しいと切に願う

 

 

私でした

 

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