現役小児科医ママがおすすめする、親子でHappyな育児法!

小児科医ママかつNICUonline管理者の育児、診療日記です

子供に自分の人生をやり直しを投影してしまうこと。

親の夢を子供に託す
なんてことはよくある話だと思います
 
スポーツ選手になりたかったけど、夢叶わなかったから、我が子にはなってほしいとか。
例えばバレリーナになりたかったけど、なれなかったから、我が子にはバレーを頑張ってほしいとか。
親自身は、第一希望の大学(例えば東大とか)に入れなかったから、我が子は入れたい、とか。
私に関しては、私はスポーツが苦手な子供だったので、我が子はスポーツが得意な子にしたくて、必死になったり。
 
一方で、
それがいいとか悪いとかは別として
自分が育ってきたのと同じように、我が子を育ててしまいがちです。
 
私は公立の学校でずっと学んできたから、
私立の学校は嫌だなとか
どの選択肢を選ぶのも
日々の生活や、習い事が
本当に娘にとって良いことなのか、
よりも、
私がどういう子供にしたいか
ということに
どうしても重点が行ってしまいます。
 
まるで、自分の人生を
娘にやり直しさせてるような
そんな気分で、
そんな風にしてしまう自分にいい気持ちがしません。
 
幼少期に虐待を受けて施設で育った女性が母になりました。
そのかたは我が子に虐待をしてしまいそうで、怖くてならないと話していました。
いつも私の外来に抱えている不安を話に来てくれます。
 
虐待は連鎖すると言われています。
医学的には、
過去に虐待を受けたことがある人は、親になった時に虐待をしてしまうハイリスクに分類されます。
 
あんなに辛かったことを
愛する我が子にしてしまいそうで怖いと
いうお母さんに
本当の意味で気持ちが寄り添えているかはわかりません。
 
不安を言葉にすることで、
悪い過去から前を向いて立ち上がってほしいと思いました。
 
親の不安というひとくくりで考えたら
 
本当の子供の気持ちにがわからない自分自身と
なんとなく重なりました。
 
 
もっと自由にお友達と遊ぶ時間を大切にしてほしいのに
習い事やお勉強で埋まった娘の忙しいスケジュールを見ると
胸が詰まります。