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小児科医ママかつNICUonline管理者の育児、診療日記です

ペットアレルギーの患者さんが求めていること 犬アレルギーを考える②

アレルギーの話はとても深い
 
4歳になった我が子は
小さい頃から祖母の家の犬が大好き。
 
小さい子供が犬と触れ合っている姿は可愛らしいし、
ペットは子供の情緒の発達にとって非常に良いことだし、
犬と一緒にいる姿は、犬も家族の一員としてとても微笑ましく感じていた。
 
ある日、いつものように祖母の家に行くと
息子の全身に蕁麻疹。
もしかして犬か?
と思いながら、数週間後、また祖母の家に行くと
同じように蕁麻疹。
 
犬?
だよね。
そうであって欲しくないと思いながら、犬アレルギーの検査。
バッチリ血液検査の数字は上昇。
検査結果の数字からも臨床症状からも、犬アレルギーで間違い無いという結果になった。
 
さあ、どうしよう。
 
ここでようやく私は
実際に患者さんに説明してきたことが
自分に当てはめられないことに気がついた。
 
犬アレルギーを持つ子供たちに説明してきたことを一つづつ考えてみる
 1、抗原回避(犬とできるだけ会わない)
 2、犬を最低週1回は丸洗い
 3、室内犬を室外犬として外で飼う
 4、こまめにブラッシングする
 5、室内の掃除を念入りにする、拭き掃除する
 6、寝室には入れない
 7、布製の家具や絨毯を避ける
 8、接触の後は手を洗う、着替える
 
さて、ここからはあくまで我が家の話
まず、犬アレルギーの対策の前に、
犬の飼い主の祖母に、孫が犬アレルギーだと誰が伝えるか?
と言う大きな問題が生じる。
 
実際、私は、旦那方の祖母に我が子の犬アレルギーを言い出せない。
 
1、抗原回避
つまり、抗原となる犬とできるだけ会わないこと
比較的近くに住んでいる祖母の実家に行かないと言う選択肢は祖父母との関係上、とても難しい。
ネットには祖父母とは外で会うようにしましょう。
なんて気軽に書いてあるけれど、
孫の面倒を見てくれるおじいちゃんおばあちゃんに
今まで嫁として、子供の顔を見せに頻繁に通っていた旦那がわの祖父母に、
わざわざ出かけてきてもらうと言うのは、とても言いにくい。
 
2、犬を最低週1回は丸洗い
3、室内犬を室外犬として外で飼う
 
さて、祖父母に頼めるだろうか?
孫を連れて遊びに行きたいから、犬を洗っといてくれ!とか
犬は外で飼ってくれ。
なんて
祖父母はいまや我が子のように可愛がっている『お犬様』にそんなこと、口が裂けても言えない。
 
4、こまめにブラッシングする
 
これくらいはやってくれるだろうな。
 
5、室内の掃除を念入りにする、拭き掃除する
 
これもね。掃除しといて!なんてとても言えない。
だったら、嫁の私が掃除しますって感じだけど、
どこまで踏み込んでいいのやら。
掃除している間は、子供は誰が面倒を見るのか?って問題も生じるし。
 
6、寝室には入れない
 
お泊まり会しなければいいんだろう。
 
7、布製の家具や絨毯を避ける
 
祖父母の家具までどうこう言えないし。
 
8、接触の後は手を洗う、着替える
 
これはできそうだ。
 
と言うわけで、
祖父母とはいえ、
自分の親だとしても、夫の親だとしても、
同居でなければ、
お互いの家のルールがあるし、
なかなか他人の家に口出しできないって言う大きな問題が生じていることに気がついた。
 
さあ、どうしようかな。
 
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