現役小児科医ママがおすすめする、親子でHappyな育児法!

小児科医ママかつNICUonline管理者の育児、診療日記です

2018-01-01から1年間の記事一覧

立ちはだかる壁

K

すごくハードルの高いことにぶち当たって 乗り越えようと毎日もがいているわけだけど、あまりに高い壁が何枚も立ちはだかっている。 ただ、すごくたくさんの人が私のために協力しようとしてくれてるのがわかるから、応援してくれてるのを感じると 壁を目の前…

給食当番

きた。 なにかというと 小学校から白衣を持ち帰ってきた。 ということは今週は給食当番だったらしい。 給食当番の子は週末に白衣を洗濯して アイロンをかけて月曜日に持っていく。 アイロンをかけて アイロンをかけて アイロンをかけて。 アイロン、どこにし…

小学校1年生の宿題

小学校に行き始めて2週間目の今日。 今にも泣きそうな顔で帰って来た。 どうやら、初めての宿題が出たらしいのだけど、 宿題がなんなのか、理解できなくて、困ったとのこと。 お友達に聞こうと思ったけれど、授業中は話してはいけないと言われたから、確認…

『鬼ごっこ』の哲学

小児科で話す内容ではないかもしれないけど 子供の「鬼ごっこ」という遊びは深い 鬼役の子供が追いかけて、その他の子供達が逃げる。 鬼役にタッチされたら、鬼交代。 そんなシンプルなルールで子供たちは走り回って遊ぶ。 一見とても楽しそうで、体を動かし…

初めての一人帰宅

小学校から家まで、子供の足でも3分もかからない 一人で帰ってくるまでに小学校の外周をぐるっと半周ほどすると家に着く。 1年生の娘は その短い道のりが不安だと言うので 1週間ほどはお迎えに行っていたが、 昨日初めて一人で帰らせてみた。 時間どうりに…

とにかく小学校の愚痴

小学校に入った瞬間から 我が子がしっかりするわけでもなく、 歩いて30秒の超近い近所の小学校まで 1人で行くのが不安らしい。 一年生は しばらく午前中で終わるから 私が仕事をしてるために 我が子は放課後は学童に行く つまり、毎日お弁当なわけだ。 なん…

小学校生活2日目

学校の方々はみんなとてもいい人だったけど どーしてこうもわかりにくいのか。 まず、明日の持ち物に関しても、どこかにまとめて一か所に書いてくれればいいのに、 明日持ってくべきものが、あちこちにバラバラに書いてある。 これでは小学生が一人で準備で…

小学校1年生の4月

4月2日の月曜日は学童に行った。 楽しかった、 とは言うものの、疲れた顔をしていた。 次の日は、明るい顔で メッチャ楽しかったと言って帰ってきた。 学帽をかぶって小学校に行く その後ろ姿は、 とても母から遠くなったような気がして、 もう、一人で小…

小一の壁〜娘はまだ私の分身な気がするから

明日、3月30日金曜日で保育園はおしまい。 娘は晴れて小学校1年生になる。 おめでとう! とか もう1年生なんだね、大きくなったね! など 成長を喜ぶメッセージを親類や同僚から得ながら、 どうも私は気の晴れない3月を過ごした。 俗に言う小一の壁。 小…

本当は深い沐浴の話

出産前の準備品の項目に、 ベビーバスやベビーソープ 沐浴に使うガーゼ なんてものがあって ベビー洋品売り場には なんとも可愛らしい小さなお風呂用品が並んでいます 産婦人科を退院する前には 沐浴指導、なんて項目があったりして、新米ママたちが集まって…

NICUに入ったサークルベット

NICUに入院する子は、大抵は保育器と呼ばれるベットにいる。 1500g未満で生まれた極程出生体重児や 1000g未満の超低出生体重児と呼ばれる小さな子達は 人工呼吸器の手助けを借りていたり、たくさんの点滴が入っていたりして、 こんな感じのとか、 こんな感じ…

男の子を育てる喜び 2歳編

パパと一緒にアクション映画を見ていた息子。 アクション映画には悪者がつきもので、 ママがふざけて悪者怖いよーと言って泣き真似をしたら、 オモチャの剣を持ってきて、 『ヤー』 とテレビに向かってやっつけてくれた。 そして、 『ママ、もう泣かないで、…

お兄さんパンツ

育児用語では トイレトレーニングといって、オムツから、普通のパンツに変わるときに お兄さんパンツ お姉さんパンツ と言って 幼児の心意気を高める言葉がある。 私にとって子供のおむつはずしは、まだたった2回目。 オムツ=赤ちゃん ってなイメージがやっ…

完全母乳希望への道

今日の患者さんは1ヶ月健診。 母乳を飲んだ後にミルクを毎回足しているお母さん。 『1ヶ月経ったから、もう母乳だけで大丈夫ですかね?』 と唐突に質問された。 こちらからみると 授乳状況は母乳を毎回吸わせているとはいえ、 飲んでいるミルク量と回数と…

発達障害の診断に安心するママたち

比較的軽度の自閉傾向だったり、軽度の多動だったりして 医療機関や集団生活の中、特になんの指摘もされてなく、 でも 我が子がなんか他の子と違うとか なんとなく育てにくい感(または手が掛からなすぎる感)をぼんやり抱えていると 『自閉症』とか 『多動…

食べ物で溢れている

母乳を頑張って欲しいのに、簡単に断乳や混合を選ぶお母さんをみると いつも口の悪いおじさん上司に言われた言葉を思い出す。 『クワシオコールで離乳だな』 その、口の悪いおじさん上司はパワハラもセクハラ甚だしいけど 私はとても信頼していて、お父さん…

子供の花粉症について

ママ友が、息子の花粉症を心配していた。 少し前までは、花粉症はせいぜい小学生以降の疾患だったけど、 花粉症人口が増えるにつれて、 最近は花粉症の低年齢化が進んでいる。 子供のアレルギーの経過の一般的な流れとして アレルギーマーチという考えがある…

早産児のつま先歩きを気にする保育士さん

2歳代の子に多い気がする。 時々、保育園や周囲から 『つま先歩きをしているので病院で診てもらって来て下さい。』 と言われて受診する子がいる。 少し早産だったり、軽い仮死で出生し、NICU出身の子に多い。 きっと言った方は、 重症ではない脳性麻痺の軽…

おなかが痛い時の はらぺこあおむし

お姉ちゃんが 多分便秘なんだけど、お腹が痛い、って言い出したら 2歳がおもむろに、『はらぺこあおむし』の本を持って来て 姉の隣で広げ始めた ん?と思ってみていたら、 みどりの葉っぱのページを開けて、 『ネエネ、パクッ』と言って 葉っぱを食べさせる…

きょうだい喧嘩 姉が怒られるバージョン

おもちゃの取り合いっこ お互い力ずく 相手を叩く 相手に噛み付く 引っ掻く つねる 物を投げる ぎゃーっと泣いてママに言いつけにくる。 など まあ、子供ならどこの子もやらかしそうなことなんだけど、 本人たちはそんなどうでもいいことに必死だ。 私は、あ…

子供が虫歯と言われた時のショック

我が子の虫歯は人ごとだと思っていた。 自分が虫歯知らずで育ってきたからなのか、 虫歯って特定の子供達の話だけだと思っていた。 我が子には 人並みの歯磨きと 人並みの口腔ケアをしてきたつもりだった。 小学校に入る長女に虫歯はない。 ちゃんと定期検診…

皮膚その② ヒルドイド大好きな患者さんたち

小児科医になって、正しい情報の取捨選択ができるようになってからもどうしても主観が混ざる医療がある。 それが皮膚の保湿 一定の患者さん達は(患者さんのママ達は)ヒルドイドが大好きで何かとついでに保湿剤の処方を頼んでくるまあ、言って見れば人気の…

おならは誰のせい?

昨夜、2歳が私に抱っこされたまま 「ブーっ」と派手におならをした。 6歳の娘が振り返って、 「今のおなら誰?」 と言ったところ、 2歳がすかさず、 「ママ!」 と答えた。 濡れ衣だ! 私じゃない! ってか、 おならを人のせいにするなんて、 その空気感 う…

赤ちゃんのスキンケアの話

先日の患者さんで 「病院で出された薬は怖いからやめて、姉にいいよって言われたスイスっぽいパッケージの無添加の保湿剤を塗っているんです」 と、ひどいよだれかぶれの子がいた。 写真はインターネット上に無料で落ちていたものを抜粋したものだけど、 昨…

歯の話

6歳の患者さんは我が子と同い年なので、とても興味深い。 永久歯が生えてくるのは 子供の成長を感じる一幕で、 とても感動的なことなんだけど 今日の患者さんは 乳歯の内側に永久歯が生えてきたことを心配していた。 こんな感じ 小児科は子供の何でも屋さん…

バレンタインとチョコと鼻血

2歳の息子はとてもイケメンで 親バカなママはメロメロである。 6歳の娘も2歳のイケメン弟にメロメロで バレンタインには大好きな弟にチョコをあげていた。 2歳のイケメンは、お姉ちゃんのチョコと、パパとママが職場からもらってきた義理チョコをたくさん食…

我が子の水疱瘡の経過

4日前に背中に一粒ニキビのようなものができていた。 なんだろう?冬なのに虫刺され?にしては変だな。と思ったけど、小さな一粒だし、特に気にもならなかった。 それから4日経った昨日、保育園のクラスで10人中3人水疱瘡になったという情報が流れて来…

男性のつわり

妻のつわりがうつったようになってしまう病気のようです。 Couvade syndrome(クーバード症候群)と言う病名がついています。 妻がつわりで苦しんでいる姿を見ると、夫の具合が悪くなってしまいます。 家族を支えるプレッシャー、父親になることへのプレッシ…

2歳の雪の反応

東京は大雪。 2歳児にはほぼ初めての大雪。保育園から一歩出た途端、真っ白な風景にまずはフリーズ。 次は、私にしがみついて雪を怖がる。 そのうち、はしゃぐお姉ちゃんに吊られて膝上まである雪の中に薄いズボンとフツーのスニーカーのまま飛び込んでいく…

病院のかかり方、診たい患者さんと診たくない患者さん

患者さんも医者も人間なのである程度相性がある。 その中でも、その受診の仕方じゃ、こっちだって診たくなくなるよ〜って方が時々いる 先日来院した原因不明の発達障害の5歳児の日常生活がうまくいくように、療育センターの手配、保健師訪問のなど、手配を…