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小児科医ママかつNICUonline管理者の育児、診療日記です

保育園、幼稚園からの感染症流行のお知らせの通知をどう考えるか?ヒトメタニューモウイルスについて。

息子が風邪をひいたらしく、夜にしつこい咳をしていた。
小さな子供ってのはよく風邪をひく生き物なので、
保育園、幼稚園には
鼻が垂れた子や多少の咳が出る子は珍しくない。
 
個人的には
下の子が風邪をひくと
 うーん、熱出すかな?
 もし熱を出したら、保育園行けないし、私の仕事の休みの調整どうしようかな?
 上の子に移るかな?
 子供たちの習い事の調整どうしようかな。
 週末の予定、キャンセルかな?
 
などと、母親は多数のことに頭を巡らせることになる。
 
息子の咳が気になるなって思った翌日、
保育園の掲示板に
『ヒトメタニューモウイルス』が発生しました。
掲示があった。
『ヒトメタニューモウイルス』
迅速診断ができるようになったのはこの数年で
一般的には聞き慣れないウイルスかもしれない。
 
みんな、どう思うんだろうか?
この掲示の意味することはなんだろう。
保護者に何を伝えたいんだろうか。
など、余計なことを考えてしまった。
 
保護者的な第一印象は、聞き慣れないウイルスだと、なんか怖い。
我が子がかかったらどうしよう。
と心配になるんじゃないかなぁと
小児科医母としては、とてもお節介な気持ちになる。
 
保育園の掲示を独断と偏見を持って解説してみよう。
  
  
 
年少さんのクラスでヒトメタニューモウイルスが発生しました!!!
 周りの子には移る可能性があります。
 今、風邪症状がある子はヒトメタニューモウイルス感染の可能性があります。
 年少さんクラスの基礎疾患のない普段元気な子は、数日の発熱と咳、鼻水の経過をたどるでしょう。
 基礎疾患のある子は、肺炎などになる可能性があるので、注意しましょう。
0歳児クラスのお友達は、しつこい咳やゼイゼイがあるときは早めに病院に行きましょう。
年少、年中、年長クラスのお友達は、軽い風邪程度で済むことが多いでしょう。
 
ヒトメタニューモウイルスは、大まかにはちょっと長めの風邪程度の感じです。
小さい頃から、何度もかかるウイルスなのですが、
何度もかかるうちにだんだんと症状が軽くなります。
 
それに従って、我が家の生活に照らし合わせてみまっした
 
3歳の下の子は基礎疾患に喘息があるけど、最近発作もないし、体力もついてきたから
比較的早く治るな。抗生物質の内服はヒトメタニューモウイルスには効かないから必要ないな。
7歳の上の子には移っても、7歳は大したことないだろうし、
流石に発熱して学校休むような事態にはならないだろうな。
明日の仕事を休む手配はいらない可能性が高いな。
週末の友達との約束はキャンセルしなくていいな。
でも、乳児や高齢者は要注意だから
0歳のいとこの家や、88歳のひいおばあちゃん家にに遊びに行く予定はキャンセルしておこう。
ってな感じになります。
 
 
母親的には、
我が子がかかったら、どうなるかってのと
実際の実生活に即した対応の仕方が気になると思うので、
 
今日は例を上げてみました。
 
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